特別の教育課程実施状況等について
令和6年 6月 28日
令和5年度 特別の教育課程の実施状況等について
栃木県 |
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学 校 名 |
管理機関名 |
設置者の別 |
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足利市教育委員会 |
公立 |
(1)特別の教育課程の概要
本市全小学校において、平成15年度より取り組んできた英会話学習の内容と外国語活動・外国語科の内容を関連づけた独自の年間指導計画を作成し、「話すこと」「聞くこと」に特化した指導を行うことで、英語によるコミュニケーション能力の育成を図る。
必要となる教育課程の基準の特例については、「教育課程特例校編成の基本方針等について」を参照。
2.特別の教育課程の実施状況に関する把握・検証結果
(1)特別の教育課程編成・実施計画に基づく教育の実施状況
◉計画通り実施できている
・一部、計画通り実施できていない
・ほとんど計画通り実施できていない
(2)保護者及び地域住民その他の関係者に対する情報提供の状況
◉実施している
・実施していない
(3)自校における評価
職員アンケートの結果から
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大いに思う |
どちらかというと思う |
どちらかというと思わない |
あまり思わない
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英語によるコミュニケーションの基本的な能力の育成につながっていると思いますか。 |
7% |
85% |
8% |
0% |
英語に慣れ親しむことにつながっていると思いますか。 |
38% |
54% |
8% |
0% |
外国語や外国の文化に対する興味・関心が高まっていると思いますか。 |
23% |
62% |
15% |
0% |
(4)学校関係者による評価
<児童>
英語の学習は、楽しいですか? |
楽しい |
少し楽しい |
あまり楽しくない |
楽しくない |
67% |
24% |
7% |
2% |
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ALTやEAAの先生、友だちの英語を聞いて、だいたい何を言っているかわかりますか? |
分かる
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だいたい分かる |
あまり分からない |
分からない
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26% |
47% |
21% |
6% |
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外国のことでもっとしりたいことがありますか? |
たくさんある |
少しある |
特にない |
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27% |
20% |
53% |
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・アンケートでは、「英会話学習や外国語活動・外国語の授業は、楽しいですか?」の質問に、肯定的な回答が9割以上であった。英会話学習を楽しみにしている児童が多い。
・アンケートでは、「先生や友だちの英語を聞いて、だいたいの内容が分かりますか?」の質問に、「分かる」、「だいたい分かる」と回答した児童が7割以上であった。
<保護者>
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とてもそう思う |
少しそう思う |
思わない |
分からない |
1年生からの英会話学習の実施が、英語によるコミュニケーションの基礎的な能力の育成につながっていると思いますか? |
34% |
47% |
8% |
11% |
1年生からの英会話学習の実施は、お子さんが英語に慣れ親しむことにつながっていると思いますか? |
41% |
46% |
7% |
6% |
1年生からの英会話学習の実施によって、お子さんの外国語や外国の文化に対する興味・関心が高まっていると思いますか? |
24% |
51% |
18% |
7% |
・1年生から英語に触れる機会があるため「英語に慣れ親しんでいると思う、少しそう思う」と感じている保護者は、およそ9割であった。
・保護者アンケートでは、「もう少し英会話の時間を増やしてほしい」、「英単語の練習の時間を増やしてほしい」「簡単で世界各国で通用する言い回しなど役に立つ言葉をたくさん学んでほしい」などの意見があり、英会話学習への期待が大きい。
3.実施の効果及び課題
《効果》
・英語チャレンジデイは意欲的に取り組めた。また、チャレンジデイをきっかけに、授業だけてなく、家庭でも英語を使う姿が見られるなど、興味・関心の高まりがあった。
・ALTやEAAに親しみ、活動を楽しんでいる様子が見られる。また、学校で会った時に、笑顔で声をかけたり、挨拶をしたりする様子も見られた。
・児童へのアンケート「外国のことで知りたいことはありますか?」という質問に対して「外国の人ともっと仲よくなりたい、外国の文化について知りたい、外国の文化や伝統について知りたい、その国の名産について知りたい」等、英会話学習を通して外国の文化等に興味をもっている児童がいることが覗えた。
《課題》
・学年が上がるにつれ、英語に対する苦手意識をもつ児童が増えてきている。
4.課題の改善のための取組の方向性
・低、中学年では、授業の初めに英語の歌を歌い、楽しく慣れ親しむことができるようにする。
・日頃から英語を見る機会を増やすために、校内の環境を整える。
・高学年では自己紹介の場や、地域のおすすめを紹介する場、将来の夢を発表する場など発表の準備等の際、タブレットを有効に活用する。
・高学年では、授業で意図的にペア学習によるスモールトークや3ヒントクイズを頻繁に取り入れ、英語によるコミュニケーションの基礎的な能力の育成を図る。